【4月15日 AFP】米IT大手グーグル(Google)は14日、ソーラー無人機を製造するタイタン・エアロスペース(Titan Aerospace)を買収すると発表した。

 グーグルの広報担当者はAFPに宛てた電子メールで「まだ黎明(れいめい)期にあるが、『大気圏衛星』は数百万人へのインターネット接続の提供や、災害支援や森林破壊などの環境被害といった問題の解決に役立つ可能性があります」と説明。「それが、われわれがタイタン・エアロスペースをグーグル傘下に迎え入れるのを楽しみにしている理由です」と述べた。買収金額は公開されていない。

 タイタン社の無人機は、高度6万5000フィート(約1万9800メートル)を5年間連続飛行することができる。静止衛星と似た機能を持たせることができるが、コストは低く抑えられる。

 グーグルは大型の気球を使ってインターネット信号を現在ネット接続が提供されていない地域に届ける「プロジェクト・ルーン(Project Loon)」も進めている。(c)AFP