【4月14日 AFP】ボクシング、WBO世界ウエルター級タイトルマッチでティモシー・ブラッドリー(Timothy Bradleyq、米国)に借りを返したマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)が、ファンが待ち望むフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との試合の交渉について、いつでも応じる用意があると述べた。

 12日のタイトルマッチで3-0の判定の末に無敗のブラッドリーを倒したフィリピンを代表するボクサーのパッキャオは、「回線は週7日、24時間空いている」とコメントした。

 ブラッドリーが2-1の際どい判定により同タイトルを獲得した2012年の初対戦では、ほとんどが重大な誤りであるという見方をしていたなか、今回の勝利はそれを修正するものとなった。

 35歳のパッキャオが見せたスタミナと精密さは、同選手のボクシングの旅路が終わるには早すぎるということを示し、ファン垂涎(すいぜん)のパッキャオ対メイウェザーの対戦を避けられないものにした。

 パッキャオは、「もし、彼が対戦を望むなら、ファイトは実現するだろう」と述べたが、これまでの歴史が容易にはいかないことを物語っている。

 2009年末から2010年初めにかけてパッキャオとメイウェザーは世界屈指のパウンド・フォー・パウンドと目され、決戦の場では記録的な利益を上げることが期待された。

 しかし、試合前の血液検査を巡り話し合いが断たれ、ペイ・パー・ビュー(PPV)の売り上げを伸ばしたい米ケーブルテレビ局HBOと同ショータイム(Showtime)の思惑を早くも複雑なものにした。