【4月10日 AFP】日本は、今年1月3日~3月13日の南極海での調査捕鯨で251頭のミンククジラを捕獲した。水産庁が8日発表した。日本の調査捕鯨については、先に国際司法裁判所(International Court of JusticeICJ)が停止命令を出しているため、今季が最後となる可能性がある。

 水産庁が公表した情報によると、この捕獲数は昨年の103頭に比べれば倍以上に増えているものの、目標の935頭に比べればずっと少ないとしている。また、ナガスクジラは捕獲されなかったという。

 オランダ・ハーグ(Hague)にある国連(UN)の国際司法裁判所は先週、1986年に商業捕鯨が禁止されたにもかかわらず、日本が調査の名目で捕鯨を続けているとして2010年に提訴したオーストラリアの主張を支持した。

 これを受けて日本は、約25年ぶりに調査捕鯨を取りやめた。(c)AFP