【4月9日 Relaxnews】レストランの口コミサイト利用者による採点および評価が、天候や季節、書かれた場所にも影響を受けている可能性があることが最近の研究で明らかになった。

 米ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)とYahoo Labsが行った研究によると、低い評価は「7月」および「8月」の「雨の日」に「郊外」で書かれる可能性が高いという。

 研究チームは、2002年~2011年に投稿された、米国のレストラン84万店に対する評価110万件以上を調べた結果、料理や価格、サービスの質などに加え、書かれた日の気温、天候(雨や雪)、季節、所在地の人口統計なども評価に影響を与えていることを突き止めた。

 研究チームが科学専門サイト「Phys.org」に語ったところによると、雨の日に書かれたレビューに評価が低くなる傾向がみられるという。その一方で、高い評価の多くが気温21度~38度の日に書かれたものだった。

 しかし、この傾向は夏の数か月には変則的な動きをみせる。7月と8月は評価の投稿数が際立って多くなるものの、評価自体は低いものが目立つという。また、11月に高い評価が多く投稿される傾向もみられた。

 Phys.orgは、研究で使われたデータについて、オンライン・シティーガイド「Citysearch」、 位置情報SNS「フォースクエア(Foursquare)」、大手旅行情報サイト「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」が参照されたと伝えている。

 研究結果は4月23日、韓国ソウル(Seoul)で開催される国際会議「International World Wide Web Conference」で発表される予定。(c)Relaxnews/AFPBB News