【4月8日 AFP】先週、横浜で開催されたK-Popアーティストたちによるコンサート「M COUNTDOWN No. 1 Artist of Spring 2014」には数千人のファンが押し寄せた──。主催者とファンたちは、終わりの見えない外交的小競り合いが続く日本と韓国の間の「懸け橋」になったと声をそろえるが…。

 韓国のポップミュージック「K-Pop」は同国のドラマや映画とともに世界各国でヒットしている。その勢いはもともと韓国とあまり縁のない国々にまで広がっている。

 とはいえ、そうした「韓流」が特に人気なのは日本だ。政治的にぶつかり合うこともある両国だが、日本のポップカルチャーも韓国では人気だ。 

 そんな「相思相愛」の関係が横浜でもみられた。韓国の人気音楽番組「Mカウントダウン(M Countdown)」が主催した今回のコンサートの舞台に立ったアーティストは、女性アイドルグループのクレヨンポップ(Crayon Pop)や6人組男性アイドルグループの2PMなど。彼らのパフォーマンスに、日本の若い女性や中年の男性らが声援を送った。

 2PMのファンであるクルミさん(17)は、この日のコンサート会場を埋め尽くした9600人のうちの1人。

「疲れたときは、彼らを見て元気をもらう」とクルミさん。「彼らのパフォーマンスは私にエネルギーをくれる」

 クルミさんの母親も2PMの大ファンで、今回はバックステージ・パスも入手したという。

 ある男性ファン(40)は、女性グループの「ガールズデイ(Girl's Day)」に夢中だ。男性は「私はガールズデイのとりこ」と話し、「この間のファンミーティングで、(メンバーの1人である)ヘリ(Hyeri)からダンスを教えてもらった。彼女はとても優しくて、あれ以来、彼女の大ファンだ」と楽しげに続けた。