【4月4日 AFP】昨年12月のスキー事故で昏睡状態が続いている元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の容体について、同氏の広報担当者は4日、「意識と覚醒の瞬間」があると発表した。数か月に及ぶ治療に進展の兆候が出ているとみられる。

 シューマッハ氏の広報担当、ザビーネ・ケーム(Sabine Kehm)氏は声明で「ミハエルは進展している。意識が戻ったり覚醒したりする瞬間が見られる」と語った。

 シューマッハ氏は昨年12月29日、フランスのリゾート地メリベル(Meribel)で息子や友人らとスキー中、転倒して岩に頭をぶつけて重傷を負い、人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれている。

 同氏は現在もグルノーブル大学病院(Grenoble University Hospital)に入院中で、容体に関する情報はほとんど伝えられていないが、家族は1月30日、シューマッハ氏の意識を取り戻すため昏睡状態を保つ薬剤の投与量を減らしていると話している。(c)AFP