【4月4日 AFP】フランス保健当局は3日、西アフリカのマリに渡航した際に狂犬病に感染した男性が、フランス帰国後に死亡したと発表した。同国では2001年に狂犬病の根絶が宣言されている。

 フランス社会問題・保健省の声明によると、男性はマリで長期滞在中に狂犬病にかかり、帰国後はパリ(Paris)近郊の病院で集中治療を受けていたが、3日に死亡した。

 同省では、男性と密接な接触があった人を全て特定し、感染リスクについて知らせたという。また、男性の家族と、男性の治療を担当した人は狂犬病対策施設に送られた。(c)AFP