【4月3日 AFP】日本が南極海で行っている調査捕鯨について、来期の実施を取りやめる方針を固めたことが3日、水産庁への取材で分かった。南極海での調査捕鯨取りやめは25年以上ぶり。

 国際司法裁判所(International Court of JusticeICJ)は先月31日、日本が南極海で行っている調査捕鯨は科学的な調査とは認められないとの判断を下し、日本に捕鯨の停止を命じていた。

 水産庁の当局者はAFPに対し、ICJの判決を受けて、南極海で予定していた今年度の調査捕鯨を取りやめたと語った。ただ、南極海以外の海域での調査捕鯨は予定通り行う方針だという。(c)AFP