【4月1日 AFP】米SNSフェイスブック(Facebook)の共同創設者、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)の2013年の給与所得が、前年に比べて大幅に下がったことが3月31日、分かった。ただ同氏にとっては大した問題ではないようだ。

 一部の大手企業の間ではこのところ、CEOの給与が減少傾向にある。米インターネット検索大手グーグル(Google)もそうした企業の1つ。大富豪のザッカーバーグ氏も、こうした流れに乗ったものとみられる。

 年次総会に先立ち、先月31日に発行された同社株式の関連資料によると、2013年に給与としてザッカーバーグ氏に支払われた金額は1ドル(約103円)だった。

 また同資料によると、フェイスブックは2013年、ザッカーバーグ氏に総額65万3165ドル(約6740万円)を支払っている。この多くは、自家用機を使用した個人旅行の費用で、これらは安全上の理由から正当化できる。前年の同199万ドル(約2億500万円)からは大きく減少している。

 ザッカーバーグ氏は昨年、賞与やストックオプションも付与されていない。しかしその一方ではストックオプションの行使で33億ドル(約3410億円)を手に入れているという。

 米誌フォーブス(Forbes)によると、ザッカーバーグ氏は依然として同社の筆頭株主であり、総資産額は267億ドル(約2兆7600億円)だという。(c)AFP