【4月1日 AFP】ドイツのウォルフガング・ショイブレ(Wolfgang Schaeuble)財務相(71)は3月31日、ロシアによるクリミア(Crimea)半島の自国編入を、第2次世界大戦前のナチス(Nazi)ドイツのチェコスロバキア・ズデーテン(Sudetenland)地方併合に例えた。

 独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)がウェブサイトで報じたところによると、ショイブレ財務相は生徒らを招いたイベントで、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領がロシア人とロシア語を話す住民の保護を理由にクリミア半島をロシアに編入したことについて、アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)も「第三帝国(Third Reich)」の拡大を正当化するため、ドイツ系住民が多かったズデーテン地方で同じ手法を用いたと述べた。(c)AFP