【3月30日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは29日、第32節の試合が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が4-1でアストン・ビラ(Aston Villa)を下した。

 ユナイテッドはウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が2得点、フアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)が移籍後初得点を記録し、解任要求も出ているデビッド・モイーズ(David Moyes)監督を元気づけた。

 アストン・ビラは前半13分、アシュリー・ウェストウッド(Ashley Westwood)が直接FKを決めて早々に先制すると、ユナイテッドは35年ぶりとなる本拠地でのリーグ戦3連敗の危機に直面した。

 しかしユナイテッドは、落ち着かない時間帯はあったものの、その後にルーニーとマタ、さらにハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)の得点で逆転勝利をおさめ、4月1日に控えるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)準々決勝第1戦に向け、少なくともある程度の自信を得た。

 0-3で完敗した25日のマンチェスター・シティ(Manchester City)とのダービーから立て直しを図りたいユナイテッドだったが、ラファエウ(Rafael da Silva)のガブリエル・アグボンラホル(Gabriel Agbonlahor)に対するファウルでFKを与えると、これを見事にウェストウッドに決められ、先制を許した。

 キックオフ直後、1機の飛行機が本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)の上空を飛び、「ふさわしくない者、モイーズ出ていけ(WRONG ONE - MOYES OUT)」と書かれた横断幕をたなびかせた。

 スタジアムのサポーターからは温かく迎えられたものの、これでモイーズ監督にとってはどうしても同点ゴールが必要な展開となったが、迎えた前半20分、うれしいことにそのゴールをルーニーが決めた。