【3月29日 AFP】同性婚を合法とする法律が29日に施行された英ウェールズ(Wales)とイングランド(England)で、日付が変わるの待ち構えていた同性カップルが誓いの言葉を交わした。異性の夫婦と同等の権利を求めてきた同性カップルにとって、長きにわたった闘いは最終段階を迎えたといえる。

 デービッド・キャメロン(David Cameron)首相は、「わが国にとって重要な瞬間」と述べ、新法の施行を称えた。またこれを祝い、ロンドン(London)の庁舎などでは、性の多様性を象徴する虹色の旗が掲げられた。

 キャメロン首相は「つまり、英国ではもはや、異性愛者であるか同性愛者であるかは問題ではない。いずれの婚姻関係も、国は平等に認める」と述べ、新法について、「自らの性的指向について確信が持てずにいる若者たちに対し、力強いメッセージを送るものだ。異性愛者であろうと同性愛者であろうとみな平等であることを明確に表している」と付け加えた。(c)AFP