【3月27日 AFP】テニス、ソニー・オープン2014(Sony Open 2014)は26日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第20シードの錦織圭(Kei Nishikori)は3-6、7-5、6-4で第5シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を下し、準決勝進出を決めた。

 錦織は、準決勝で大会通算三度の優勝を誇る第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。

 ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)シリーズでは約2年半ぶり、通算二度目となる4強入りを果たした錦織は、「良いプレーができたと思います。特に第3セットは。厳しい瞬間もありましたけど、戦い抜けました。勝ててうれしいです」とコメントした。

 6本のサービスエースを記録した錦織は、フェデラーとの通算対戦成績をこれで2勝1敗とした。昨年のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)で、錦織は6-4、1-6、6-2でフェデラーを下している。

 第2セットには2度のブレークを許すもすぐさま取り返してみせた錦織は、ダブルフォールトを3回記録したフェデラーのサーブの不安定さにつけ込んだ。

「(フェデラーは)ファーストサーブを決められていなかった。風のせいだったかもしれないですね。セカンドサーブで前に出るようにすると、リターンもうまくいきました。それが今日の試合の鍵だったと思いますね」

(c)AFP