【3月24日 AFP】ジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領が、米国家安全保障局(National Security AgencyNSA)による通信傍受を避けるために、郵便を利用していることを明かした。また、このような監視手法が乱用されてきたように感じるとも語った。

 23日に放送された米NBCテレビの報道番組「ミート・ザ・プレス(Meet the Press)」でNSAの問題について尋ねられたカーター氏は、「外国の首脳とやり取りをしたい時は、自分でタイプか手書きした文書を郵便ポストに投函して、郵送する」と笑いながら答えた。「私自身の通信も監視されているだろうと、私はずっと感じていた」

 さらに、こうした監視プログラムは必要かとの問いには、「(プログラムは)極端に自由化されており、わが国の情報機関によって乱用されていると思う」と述べ、「もしも私が電子メールを送信したら、傍受されるだろうね」と付け加えた。(c)AFP