【3月22日 AFP】国際自動車連盟(International Automobile Federation、FIA)は21日、14F1開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2014)で失格となったダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)について、レッドブル(Red Bull)が異議申し立てを行ったことに関する公聴会を4月14日に開くと発表した。

 公聴会はFIAのパリ本部で、FIA国際控訴裁判所によって行われる。

 レッドブルは、同グランプリで優勝したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)に次ぐ2位に入ったリカルドが、メルボルン(Melbourne)のスチュワード室で技術規定違反が見つかり失格となって以来、裁定に抗議することを公言していた。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)氏は、16日の決勝レースでの出来事は、オーストラリア人ドライバーのリカルドには何の落ち度もないと擁護してきた。

 長い事情聴取のあと、メルボルンのスチュワードは、24歳のリカルドのマシンがF1規定を順守せず、毎時100キログラムの最大燃料流量や消費率が制限を超えていたと判断した。

 この結果、リカルドは、今季から適用となった燃料の搭載量と流量に関する新規定の最初の犠牲者となった。(c)AFP