【3月20日 AFP】国際レコード産業連盟(International Federation of the Phonographic IndustryIFPI)が18日に発表した報告書によると、違法ダウンロードを通じて音楽を入手せずに、会員制のストリーミングサービスを利用する音楽ファンが世界的に増加傾向にあるという。

Spotify」や「Deezer」などの会員制音楽ストリーミングサービスの収益は2013年に51%増加し、業界の収益は史上初めて10億ドル(約1000億円)を突破した。

 オンラインミュージックのライブラリーにアクセスするために定額料金を支払った人は2010年にはわずか800万人だったが、現在では全世界で2800万人以上に達している。「その多くは、著作権を侵害するものから正規ライセンスを受けた音楽環境に移行している人のようだ」と、報告書は分析する。

 スウェーデンでは、Spotify有料会員の10人に9人で違法ダウンロードの頻度が減っていたという。「著作権侵害サービスの最大の成功は、アクセスの容易さだった。人々はレコード店に行く必要がなくなり、シングルをダウンロードして手に入れることができた」と、スウェーデンのアーティストマネジメント会社At Night Managementのカール・バーナーソン(Carl Vernersson)氏は語る。

「現在、ストリーミングサービスはこういった著作権侵害サービスと同等以上のアクセスの容易さを達成した。だが違うところは、これらの(有料会員制)サービスが収益を上げており、アーティストに対価を支払うことができる点だ」