【3月19日 AFP】中国東部・浙江(Zhejiang)省で18日に行われた高級ペットの見本市で、超大型犬のチベタン・マスティフの幼犬が、1200万元(約2億円)で売却されたと、地元紙が報じた。犬の売却額としては、世界最高とみられる。

 19日の中国紙・銭江晩報(Qianjiang Evening News)によると、体重90キロにもなる1歳のチベタン・マスティフを購入したのは、不動産開発業を営む男性。同じ見本市では別のチベタン・マスティフも600万元(約1億円)で売れたという。

 巨体で時に性格が荒く、首の周りの毛がライオンのたてがみのようなチベタン・マスティフは最近、中国の富裕層の間でステータス・シンボル(地位の象徴)として人気が出ており、値段が高騰している。

 販売した繁殖業者は「純血のチベタン・マスティフは、中国の至宝であるジャイアントパンダと同じく、非常に希少。だから値段も高い」と語った。

 2011年には、あるマスティフが、犬としては当時の史上最高売却額である1000万元(約1億6000万円)で売却されたと報じられていた。(c)AFP