【3月14日 AFP】(一部更新)中国中部・湖南(Hunan)省の長沙(Changsha)市の市場で14日、業者の男が口論の末、相手の男性を刺殺したうえ通行人4人を刺し、2人は現場で、残る2人は搬送先の病院で死亡した。男はその場で警察官に射殺された。市当局者が中国のマイクロブログ「新浪微博(Sina Weibo)」で明らかにした。

 市当局者はAFPの電話取材に、事件は市場で起きたもめごとが原因でテロ事件ではないと断言した。

 地元紙は、市場業者の男と男性の2人は、大部分がイスラム教徒のウイグル人が住む新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の出身と報じたが、2人の身元は確認されていない。ほかに事件との関連で、女を含む2人が身柄を拘束されたという。

 湖南省のラジオ局によると、犠牲者の1人は80代の女性で、たまたま現場を通りかかって刺されたという。

 一方、国営新華社(Xinhua)通信は、「刃物を持った集団が市民を襲撃した」と報じている。

 中国では、2週間前に雲南(Yunnan)省昆明(Kunming)で29人が死亡する無差別殺傷事件が起きたばかり。(c)AFP