【3月14日 AFP】葬儀場に到着後、遺体袋の中で目を覚ましたとして2週間前に世界のニュースをにぎわせた米国人男性が13日、今度は本当に亡くなった。

 現地メディアによると、男性はミシシッピ(Mississippi)州で農業に従事していたウォルター・ウィリアムズ(Walter Williams)さん(78)。

 おいのエディー・ヘスター(Eddie Hester)さんは、州都ジャクソン(Jackson)のWAPTテレビに対し「今朝4時15分ごろ、再びおじは召された。今度は行ってしまったと思う」と語った。

 ウィリアムズさんは、うっ血性心不全のため2月にホスピスに入院。同27日に看護師と検視官が脈拍がなくなったことを確認して死亡したとされたが、遺体袋に入れられ葬儀場へ移送されたところで動きだしたため、驚いた職員たちが慌てて救急車を呼び、ホスピスに帰された。

 11人の子どもと6人のひ孫がいるウィリアムズさんは目覚めた後、深く眠っていただけだと語ったが、家族たちが何らかの理由があって神が時間を与えてくれたのだと語っていた。

 娘のメリー・ウィリアムズ(Mary Williams)さんは現地紙クラリオン・レジャー(Clarion-Ledger)に対し「これほど多くの人がこれほど感動したことはない。このことは、私たちが死んだ後も語り伝えられるでしょう」と述べた。(c)AFP