【3月11日 AFP】中国当局は、消息を絶ってから4日目に入ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の捜索に、人工衛星を約10基投入する。同国の国営メディアが11日に報じた。

 中国人民解放軍の機関紙「解放軍報(PLA Daily)」によると、当局は同機の探索・救助活動に関連するナビゲーションや気象観測、通信などに、同国北部にある西安衛星観測コントロールセンター(Xian Satellite Control Centre)が管理する高解像度の衛星を利用する。

 MH370便に搭乗していた239人のうち3分の2近くは中国人で、乗客らの犠牲が確認されれば、中国航空史上2番目の惨事となる。

 同機の捜索活動には、搭乗していた乗員の出身国である中国、マレーシア、米国、シンガポール、ベトナム、ニュージーランド、インドネシア、オーストラリア、タイの9か国が参加している。(c)AFP