【3月10日 MODE PRESS WATCH】今年で3回目を迎える世界最大の女子マラソン大会「名古屋ウィメンズマラソン 2014」が9日、愛知・名古屋市内で開催された。今年は、完走者全員に贈られたペンダントと入賞者に贈られたトロフィーとメダルが、「ティファニー(Tiffany)」の大会オリジナルデザインだったことも話題の1つとなった。

■記憶に残る記念ペンダント

 完走者ペンダントは、大会主催者のマラソンフェスティバル ナゴヤ ・ 愛知実行委員会によるデザインコンセプトに基づいてティファニーがデザイン。丸みを帯びたスクエアシェイプのペンダント トップに愛知県の花であるカキツバタを配した、清楚で可憐なデザインが、完走者たちに好評だった。素材はスターリング シルバーを使用し、裏面には大会ロゴのデザインにも活かされている「GO WOMEN」のメッセージと年号「2014」が刻印されている。また完走タイムをエングレービング(彫刻)できるスペースもあり、大会後、全国のティファニー ブティックで有料サービスとして展開される(同年 8 月末まで受付)。

 ティファニー ブルーのボックスに包まれた完走者ペンダントは、ゴール地点であるナゴヤドーム内の、フィニッシュ ゲートのすぐ先に設置された「ティファニー ゲート」で、男性のみで結成された「おもてなしタキシード隊」から手渡された。

■トロフィーとメダルもスペシャルに!

 本大会のトロフィーは、大会ロゴの他、コースマップ、レースのスタートおよびゴール地点であるナゴヤドーム、名古屋城などのモチーフと、女性ランナーが走る姿のシルエットをエングレービング(彫刻)したデザイン。 1 位から 3 位までは凜とした輝きを放つスターリング シルバー製のトレイ、4 位から 8 位まではクリスタル製のディスク状のトロフィーが授与された。メダルは、表面には名古屋市の花であるユリのモチーフ、裏面には大会のロゴを配したデザインで、1 位はバーメイル製、2 位はスターリング シルバー製、3 位はブロンズ製で制作された。

■ホイールチェアマラソンのトロフィーも

 また、今年度から始まった「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン」のトロフィーは、競技用ホイールチェアのシルエットをはじめ、レースのスタート地点のナゴヤドーム、ゴール地点の瑞穂公園陸上競技場などのモチーフをエングレーブしたデザイン。記念すべき第一回目には、1位から3位までの入賞者にクリスタル製のディスク状のトロフィーが贈られた。

 これまでティファニーはあらゆるスポーツにおいて、偉大な功績を称えるのにふさわしいトロフィーを制作してきた。NBA のラリー・オブライエン トロフィー、NFL のヴィンス・ロンバルディトロフィー、テニスの全米オープンの優勝トロフィーなど、世界的なスポーツ トロフィーも数多く手がけている。さらに 、スポーツの頂点を極めた者に贈られる、トロフィー以外のアイテムも制作しており、野球ワールドシリーズ チャンピオンシップ リング、1980 年ニューヨーク州レークプラシッド冬季オリンピックのメダルなどの他、毎年サンフランシスコで開催される『ナイキウィメンズマラソン』の完走者ペンダントも手がけている。 (c)MODE PRESS