【3月9日 AFP】豪華絢爛(けんらん)できらびやかなものが好きな人に朗報だ。4日に開幕した第84回ジュネーブ国際自動車ショー(Geneva International Motor Show)で、ドイツのチューニングメーカー、カールソン(Carlsson)が世界で初めて黄金の車を発表し注目を集めている。

 メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)Sクラスをベースにした「カールソン CS50 ベルサイユ・エディション(Carlsson CS50 Versailles)」は、外装の約半分が数千枚の金箔(ぱく)で覆われている。

 カールソンは、贅(ぜい)の限りを尽くしたこの車を25台のみ生産する予定で、それぞれの購入者に合わせてカスタマイズする。

 同社によると、贅沢に金と鏡をあしらった装飾が有名なフランス・パリ(Paris)近郊のベルサイユ宮殿(Versailles)と同じ名前を持つベルサイユ・エディションのターゲットはアジアと中東の富裕層で、生産する25台のうち10台は既に買い手がついているという。