【3月3日 Relaxnews】アイルランドの格安航空会社ライアンエア(Ryanair)が、欧州と米国都市間の航空券をわずか10ユーロ(約1400円)で販売する計画を発表し、またもや注目を集めている。

 今週始めにアイルランドで行われたビジネス会議で、ライアンエアのマイケル・オレアリー(Michael O'Leary)最高経営責任者(CEO)が長距離路線サービスへの参入計画を明らかにし、大西洋間を結ぶ航空券を昼食代ほどの価格で販売すると発表すると、会場にはざわめきが起こった。

 オレアリー氏によると、英国とボストン(Boston)やニューヨーク(New York)などの米都市間の航空券の価格は、わずか10ユーロほどとなるという。

 しかし、手荷物や機内食などでは追加料金の支払いが発生すると予想されるほか、同空港の長距離路線スタートも、5年後となる見込み。

 ライアンエアは先に英消費者団体「Which?」が行った顧客満足度調査で、短距離路線の航空会社のワースト1に選ばれたため、イメージ刷新対策の真最中。その一環として、今年に入ってから座席指定サービスの導入や手荷物料金値下げなどを行っている。(c)Relaxnews/AFPBB News