【2月26日 AFP】ソチ冬季五輪が閉幕し、フィギュアスケート日本代表が帰国した。男子シングルで金メダルに輝いた羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は、次の試合が待ちきれないという一方で、浅田真央(Mao Asada)は引退について再考する可能性を示唆している。

 19歳の羽生は、帰国後に行われた会見でいま何がしたいかという質問に対し「特になにもないです」と答えた。

 世界選手権3連覇のパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)を上回り、アジア人男子として初めて五輪の男子シングルを制した羽生は、「早く練習をして、世界選手権に向けて頑張りたい」と述べた。

「日々精進して、まずは目の前の世界選手権で金をとれるように」

「五輪チャンピオンとしてふさわしい人間になれるよう努力したい」

 2010年バンクーバー冬季五輪の女子シングルで銀メダルを獲得した浅田だが、今大会ではショートプログラム(SP)でまさかのミスを連発し、メダルには手が届かなかった。浅田は、3月26日から30日にかけて開催される今季最終戦の世界選手権を最後に引退する可能性を「五分五分」としている。

 昨年の時点で、浅田は五輪終了後に競技から離れる可能性を示唆していた。

「まずは、世界選手権でショートもフリーも両方そろえたい」と語った浅田は、大会終了後に国内のアイスショーに出演する予定だとしている。

「ショーで全国のみなさんに感謝の滑りをして、それからしっかり自分で落ち着いて考えたい」

 来季も競技を続行する可能性について聞かれた浅田は、「今のところハーフハーフ」と答えた。