【2月20日 AFP】反政府デモが続く南米ベネズエラでは19日、暴力を扇動したとして当局に身柄を拘束された野党指導者レオポルド・ロペス(Leopoldo Lopez)氏の支持者ら約100人が、首都カラカス(Caracas)の裁判所前に集結した。

 米ハーバード大学(Harvard University)卒の経済学者であるロペス氏は18日、抗議集会で国家警備隊に出頭し逮捕された。19日に出廷するとみられ、裁判所周辺には厳重な警備体制が敷かれている。

 一方、野党側はロペス氏の審理は軍事刑務所で開かれることになったとマイクロブログのツイッター(Twitter)で述べ、当局の対応を批判した。

 ベネズエラでは2週間にわたり、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の左派政権に対する抗議デモが続いており、これまでに4人が死亡している。マドゥロ大統領は昨年死去したウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領の路線を引き継いだが、犯罪のまん延や、高インフレ・高失業率といった経済問題をめぐって批判が殺到している。

 マドゥロ大統領は、12日のデモ隊と治安部隊との衝突で3人が死亡した後、ロペス氏の逮捕を命じていた。同大統領はまた、ビザ交付に見せかけて学生の反政府勢力に会っていたとして16日、米大使館員3人の国外追放を命じている。(c)AFP/ Jordi MIRO