■IOCから本人と家族にメッセージ

 連盟は、今後の詳しい情報についてはおそらく3、4日後の発表になる可能性が高いとしており、さらに「2週間後には2度目の胸椎の手術を行うとみられる」と付け加えた。

 コミサロワは、大会前に膝を負傷していたこともあってメダルの有力候補には挙げられていなかったが、可能性のある選手の一人だとはみられていた。

 また、サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)を拠点とするコミサロワは、五輪の前に際どい写真を立て続けに発表し、知名度を高めていた。

 ロシアのフリースタイルチームを率いるエレナ・ボロナ(Elena Vorona)氏は、コミサロワが転倒した場所はコースで最大の難所だったというわけではない、とコメントしている。

 ボロナ氏はロシア紙「スポーツ・エクスプレス(Sport Express)」のウェブサイトで、「おそらくもっと難しい部分に気持ちが行っていて、すこし気を抜いた瞬間にけがをしたのだと思う」と語った。

 国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)も声明を発表し、「手術が成功したことは理解している。われわれの思いは、間違いなく彼女と家族とともにある」とコメントした。

 フリースタイル連盟の発表によると、重傷のため別の病院に移すことは当面は不可能で、回復には一定の時間を要するという。

 その後はモスクワ(Moscow)もしくはロシア国内外にある、この種のけがにすぐれた対応ができる機関へ移される予定となっている。