同受刑者は、ハンガーストライキを始めれば、アンネシュ・アーヌンセン(Anders Anundsen)法務・公安相や刑務所当局が自身に対する「動物以下の扱いをやめるまで」継続すると主張し、近日中にハンガーストライキの開始日を明らかにするとしている。同受刑者が収監されている刑務所の所長代理がAFPに語ったところによると、現在のところハンガーストライキを行っている受刑者は1人もいないという。

 同受刑者は手紙の中で自らを「人権活動家」と位置づけ、同受刑者が処遇改善を求めていることを報道しないスカンディナビア半島各国の報道機関は同受刑者に対する「拷問」に加担していると批判した。

 同受刑者の弁護士らは2013年1月、「度重なる拷問」を受けたとして同受刑者が不服申し立てを行ったと発表していた。弁護士の1人は13日、同受刑者をとりまく環境はほとんど改善していないと述べた。ノルウェーの警察はAFPに対し、1年以上前の不服申し立てに対する対応は来週発表される予定だと明らかにした。(c)AFP/Pierre-Henry DESHAYES