【2月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を率いるデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は、クラブの歴史を糧に奮起するよう選手に求め、来季の欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)出場が危ぶまれる現状からの再起を促している。

 ユナイテッドは12日に行われたアーセナル(Arsenal)戦で0-0の引き分けに終わると、さらにチャンピオンズリーグの出場権を争うリバプール(Loverpool FC)とトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)がともに勝利したという知らせを受け取り、落胆を深めた。

 欧州最高峰のクラブが集うチャンピオンズリーグ出場を逃すとなれば、クラブにとっては1995年以来の事態となる。この状況を逆転させるため、ユナイテッドに残されたリーグ戦はわずかに12試合だが、モイーズ監督に戦うことをあきらめるつもりはない。

 アーセナル戦の行われたエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で取材に応じた監督は、「ずっと言い続けている通り、私にできるのは次の試合に勝つための努力をし、勝利を拾えるかを見守るだけだ」とコメントした。

「これまでの歴史で、シーズン後半にすさまじい連勝を重ね、上位チームに重圧をかけたチームが1つあるとすれば、それはマンチェスター・ユナイテッドだ」

「われわれはこれからも努力を続けてその実現を目指し、上手くいくかどうかを見守っていく」

 また、これまで数々のタイトルを獲得してきた所属選手たちが、巻き返しに必要な飢えをまだ持っているかと問われた監督は、「そう信じている」と答えた。

「素晴らしい選手の集まりだし、経験もとても豊富で、全員これまで勝者であったことは間違いない」

「みな様々なメダルを手に入れてきたし、優勝を勝ち取ったとき、選手はもっと勝ちたいと思うものだ。どの選手もまだ、成功への飢えと強い意欲を持っている」

(c)AFP/Tom WILLIAMS