【2月13日 AFP】ソチ冬季五輪、スキー・アルペン女子に出場しているレバノン代表選手のトップレス画像がインターネットに出回り、本国では担当閣僚が調査を要請するまでの騒動となっている──。

 問題となっているのは、レバノン代表のジャッキー・シャムーン(Jacky Chamoun)さんが、レバノンのファラヤ(Faraya)山でカレンダー用の写真を撮影した際のもので、画像にはスキー用具で裸体を隠すシャムーンさんの姿が捉えられていた。

 しかし今週、この写真撮影の様子を記録した動画からトップレスの静止画像が取り出され、インターネットに出回った。これがレバノン国内のテレビで放送されたため騒動となった。

 シャムーンさんは11日、米ソーシャルメディアのフェイスブック(Facebook)で、一連の動画と静止画について公式な謝罪を表明。動画と静止画が写真撮影の準備中に記録されたものだったと説明した。

「動画と写真は、写真撮影の準備段階を収めたメイキングの一部で、公開されるはずではなかった」とシャムーンさんは述べた。

 シャムーンさんは、「皆さんに謝罪します。レバノンは保守的な国であることは私も知っているし、これらの画像はわれわれの文化を反映するものではありません」と述べ、「(この画像を)見た人は拡散しないでほしい。そうしてもらえると、大切なトレーニングと競技に集中することができるようになります」と呼び掛けた。

 一方、レバノンのファイサル・カラミ(Faisal Karami)青年・スポーツ相は12日、「レバノンの評判を守るため」この写真についての調査を要請している。(c)AFP