【2月8日 AFP】新種目、女子スキージャンプの元世界女王サラ・ヘンドリクソン(Sarah Hendrickson、米国)が7日、ソチ冬季五輪での最大のライバルで、金メダル大本命の高梨沙羅(Sara Takanashi)に対して、尊敬の念を抱いていると語った。

 昨年8月に膝の靱帯(じんたい)を断裂していたヘンドリクソンは、最近ようやく復帰を果たしたばかりの状況で五輪に挑む。

 ヘンドリクソン不在の間、17歳の高梨は総合連覇を狙うW杯で10勝を挙げており、11日に行われる決勝でも事実上、無敵とみられている。

 ヘンドリクソンは、「沙羅を本当に尊敬しています。彼女はタフな選手で、素晴らしい選手です」と語った。

「彼女が出している結果が、すべてを物語っています。マスコミから、とてつもないプレッシャーにさらされているのに、毎日それを跳ねのけ、ジャンプを行っているのです」

「それを私は外側から見てきました。彼女のジャンプは本当に素晴らしい。でも私も自分のジャンプに集中し、自分にできることだけを考えなければなりません」

 ノルディックスキー世界選手権2013(Nordic World Ski Championships 2013)を制したヘンドリクソンは手術以来、先月、初めてジャンプに臨んだばかり。

 負傷により半月板は80パーセントが損傷し、リハビリ終了後、力を養うために1日6時間のトレーニングが必要だったという。