【2月7日 AFP】ソチ冬季五輪への出場資金が不足しているとして寄付を呼び掛けていたジャマイカのボブスレー代表チームは6日、熱狂的なファンに向けて「もう寄付金は送らないで」と表明した。

 パイロットを務めるウィンストン・ワッツ(Winston Watts)によると、インターネットでの募金活動は大成功を収めた。そのため、ワッツとチームメートでブレーカーのマービン・ディクソン(Marvin Dixon)は、募金の中止を呼び掛けなければ自分たちが機会に便乗した欲深い人間だと思われるのではないかと不安になったという。

「募金は次から次に届いた。ファンを止めなければならなかったので、記者会見を開いた」とワッツは説明した。「僕らが欲深な連中だとファンたちに思われたくなかったんだ」

 寄付金額はこれまでに計8万ドル(約820万円)近くに上り、空っぽだったチームの金庫にはスポンサーや国からの資金提供を合わせると総額17万8000ドル(約1820万円)が集まったという。