【2月7日 AFP】アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は、昨年末に同国東部で起きた戦闘で、駐留外国軍の軍用犬を捕えたと発表した。

 タリバンのウェブサイトと交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)で5日に公開された動画の中でタリバンは、この犬は米軍から奪ったものだと主張しているが、北大西洋条約機構(NATO)軍主導の国際支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)関係者はAFPに対し、動画の犬は米軍ではなく英軍所属の軍用犬だと語っている。

 動画のナレーションによると、この犬は治安が悪化している東部ラグマン(Laghman)州のアリンガル(Alingar)地区での軍事作戦中に捕獲されたもので、他にもライフル3丁、拳銃1丁、全地球測位システム(GPS)、懐中電灯1個を奪ったという。タリバンの報道官は、犬の健康状態は良好で、その取り扱いについては後で決定すると話している。

 国際支援部隊筋によると、同部隊では爆発物や麻薬検知など様々な任務で数百頭の軍用犬が活躍している。(c)AFP