【2月4日 Relaxnews】タイ南部の海沿いのクラビ(Krabi)県が最近、観光地として注目を集めている。その人気に航空各社も熱い視線を向けている。

 タイ国政府観光庁(Tourism Authority of ThailandTAT)によると、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の「2014年に行きたい場所52選(52 Places to Go in 2014)」に選ばれて以来、同県への観光客が殺到しているのだという。

 TATクラビ事務所によると、同県内のホテルの稼働率は、今シーズンこれまでで平均95%。今後数か月の予約状況も好調な見通しだという。

 高まる需要とともに、多くの航空会社はクラビ発着便を増やした。11月には、格安航空会社エアアジア(AirAsia)がシンガポールからの直航便を開設した他、タイ・バンコク(Bangkok)ークラビ間の便を1日8便に増やした。また、1月1日、タイの格安航空会社ノックエア(Nok Air)がバンコクークラビ間で1日2便の運航を開始。さらに、2月3日には、マレーシア航空(Malaysia Airlines)もこのトレンドに続き、クアラルンプール(Kuala Lumpur)ークラビ間で週4便の路線を立ち上げた。

 タイの観光事業にとって2013年は新記録の年となった。観光客数は前年比20%増の2670万人。この増加をけん引したのは中国人観光客(470万人、 68.8%増)で、続いてマレーシア(299万人、17.3%増)、3位はロシア(173万人、32%増)。

 今年、タイは2800万以上の観光客を誘致し、新たな記録の樹立を目指している。(c)Relaxnews/AFPBB News