【2月4日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)のジャネット・イエレン(Janet Yellen)新議長は3日、米首都ワシントン(Washington D.C.)で就任宣誓を行った。FRB初の女性議長として4年間の任期の中で、経済への悪影響を抑えつつFRBの量的緩和策を縮小していくという難題に取り組むことになる。

 ベン・バーナンキ(Ben Bernanke)前議長はその8年間の任期の中で、世界で最も大きな影響力を持つ中央銀行のトップとして、1930年代以降で最悪の危機に見舞われた米国と世界の金融システムの舵取り役を務めた。

 昨年10月にバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領から新議長に指名されたイエレン氏は著名な経済学者で、14年間にわたりFRBの理事などを務めてきた。うち3年余りはFRB副議長としてバーナンキ前議長を支えてきたことから、インフレ抑制といまだに高い失業率の低減を両立させるという前議長と同じ路線を歩むとみられている。(c)AFP