【1月28日 AFP】米アップル(Apple)が27日発表した2013年10~12月期決算は、「iPhone(アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」の販売台数が過去最高となったことに伴い売上高が四半期ベースで過去最高を記録した一方、純利益は前年同期をわずかに下回った。アップル株は同日、ライバルとの激しい競争を繰り広げる中、今後の利益が伸び悩むのでないかとの懸念から急落した。

 iPhoneの販売台数が5100万台に達したことに支えられ、同四半期のアップルの売上高は575億9400万ドル(約5兆9000億円)を記録した。純利益は、売上高が約545億ドル(5兆6000億円)だった前年同期を600万ドル(約6億円)下回る130億7200万ドル(約1兆3400億円)だった。

 アップルによると、同四半期の各種iPadの販売台数は2600万台で、iPhoneと同様に四半期ベースでは過去最高を記録。パソコンのマッキントッシュ(Macintosh)の販売台数は480万台だった。

 同社のティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は、「私たちは、iPhoneとiPadの販売台数が過去最高となったこと、マックの販売が堅調であったこと、iTunes(アイチューンズ)、ソフトウエア、サービスが成長を続けたことを、非常に嬉しく思っている」と述べた。