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性的指向の「矯正術」に立ち上がる同性愛者、中国

2014年1月20日 20:20 発信地:北京/中国

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性的指向の「矯正術」に立ち上がる同性愛者、中国
中国中部・湖南(Hunan)省長沙(Changsha)で、レインボーフラッグなどを掲げ、同性愛者差別に反対するパレードを行う若者たち(2013年5月17日撮影、資料写真)。(c)AFP

【1月20日 AFP】ポルノ映画を見ている男性の性器にワイヤをつなぎ、医師が繰り返し電気ショックを与える──中国人のザンさん(25)が、男性に惹かれる自分の性的指向がなくなることを期待して受けた「治療」の一部だ。

「普通の人間になれる可能性があるかもしれないと思って試した」というザンさんは、苗字しか明かそうとしない。「家族に迷惑をかけたり、がっかりさせたりしたくなかった」という。

 ザンさんが受けた施術は、同性愛者の性的指向を「矯正」するという触れ込みで今、中国で利益をあげている業界の極端なビジネス例だ。中国の同性愛者たちは多くの場合、異性愛者として生きるべきだという多大な社会的圧力に直面している。

 2001年まで同性愛を公式に精神障害に分類していた中国でも、近年は大都市を中心により寛容な姿勢が広がってきた。それでも、人口抑制政策の影響で大抵は一人っ子の同性愛者たちは、結婚して子どもを作ってほしいという親の期待に対処しなければならない。

 AFPが先月取材をした5か所のクリニックは、催眠術や投薬、電気ショック療法などさまざまな手段を使って「性適合」術を行っていると答えた。北京(Beijing)の海明心理コンサルティング・センター(Haiming Psychological Consulting Centre)はウェブサイトで、次のように電気療法を宣伝している。「ショックを受ける度に思考が中断され、性的幻想から離れることができる」。同センターのスタッフによれば、電気ショック療法は2、3日おきに30分程度行われているが、「極端な場合」にだけ用いていると答えた。


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