【1月20日 AFP】南フランスのバール(Var)県で大規模な洪水が起き、19日までに2人が死亡、1人が行方不明になっている。地元当局によると4000世帯で停電が発生。被害の最も大きい地区では19日夜までに浸水家屋などに取り残された155人がヘリコプターで救助されたほか、ボートによる救出活動が続けられている。

 バール県は地中海沿岸の人気保養地リビエラ(Riviera、フレンチリビエラ)に位置し、晴天日数の多い温暖な気候で知られる。だが、19日までの降水量は記録的で、同県イエール(Hyeres)のジャック・ポリティ(Jacques Politi)町長は、被害状況について「歴史的な規模の洪水」だと評した。19日夜にもさらなる大雨の予報が出ており、当局は「最大級の警戒」を呼び掛けている。(c)AFP