【1月12日 AFP】フィギュアスケート全米選手権(2014 Prudential U.S. Figure Skating Championships)は11日、米マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston)のTDガーデン(TD Garden)でペア・フリースケーティング(FS)が行われ、マリッサ・キャステリ(Marissa Castelli)/サイモン・シュナピア(Simon Shnapir)組が連覇を果たした。

 ロシアのモスクワ(Moscow)で生まれ、1歳の時に両親が米国に移住した長身のシュナピアは、キャステリとともにフリーで3位に終わったものの、総合得点を合計205.71点に伸ばした。

 キャステリは演技終了後、「ただただ驚いています。観衆の皆さんは素晴らしく、夢のようなひと時でした」と喜びのコメントを残した。

 2012年大会で優勝したケイディー・デニー(Caydee Denney)/ジョン・コフリン(John Coughlin)組は、フリーでトップとなる136.03点を記録したものの、総合では合計201.43点で3位に終わった。

 フェリシア・ザン(Felicia Zhang)/ネイサン・バーソロメイ(Nathan Bartholomay)組はフリーで2位となる135.22点を記録し、総合でも合計201.72点で2位に入った。

 複雑な結果になったため、上位3組のうち、12日に発表されるソチ冬季五輪の米国代表2枠にどのペアが選出されるかは不透明となっている。

 9日のショートプログラム(SP)で首位に立ったキャステリ/シュナピア組は、映画『007』シリーズのジェームズ・ボンド(James Bond)のテーマに乗せたフリーの演技に臨んだものの、4回転サルコーの着地でキャステリが転倒し、フリーを3位で終えた。(c)AFP