【1月11日 AFP】スキージャンプの五輪金メダリスト、トーマス・モルゲンシュテルン(Thomas Morgenstern、オーストリア)が10日、オーストリア・タウプリッツ(Tauplitz)での練習中に転倒し、病院に搬送された。

 27歳のモルゲンシュテルンは、空中でバランスを崩すと背中と頭を地面に打ち付け、気を失ったような状態で斜面を滑り降りた。

 オーストリア代表チームの中でソチ冬季五輪での金メダル獲得を期待されているモルゲンシュテルンは一時的に意識不明となり、病院に送られた。

 オーストリア・スキー連盟(Austrian Ski FederationOeSV)は声明で、モルゲンシュテルンが「深刻な頭部の負傷と肺挫傷」と診断されたと発表した。

 またOeSVは「トーマス・モルゲンシュテルンは意識もあり、話もしている。今後72時間は集中治療室に入る」としている。

 治療に当たっている医師がオーストリア通信(Austria Press AgencyAPA)に語ったところによると、モルゲンシュテルンの命に別条はないという。