【1月10日 AFP】ナイトクラブでの乱闘に関与したとして、元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのエディ・アーバイン(Eddie Irvine)被告が9日、懲役6か月の判決を言い渡された。

 元ミラノ(Milan)市長、レティツィア・モラッティ (Letizia Moratti)氏の息子であるガブリエーレ・モラッティ(Gabrielle Moratti)被告も同罪で同じく懲役6か月の刑を科されている。

 裁判所によると、アーバイン被告は2008年12月にイタリアのナイトクラブで、モラッティ被告と殴り合いの喧嘩を行った。アーバイン被告はモラッティ被告が先に殴りかかったと供述しているが、一方のモラッティ被告は、アーバイン被告にグラスで顔を殴られたと話したという。

 しかしイタリアでは、2年以下の懲役刑は自動的に執行猶予付きとなるため、実刑は免れることとなる。

 アーバイン被告は10年間にわたってフェラーリ(Ferrari)などでF1レーサーとしてのキャリアを積んだ後、2002年に引退した。(c)AFP