【1月12日 AFP】独ルフトハンザ航空(Lufthansa)が昨年10月からスウェーデン市民を対象に実施していた同国の首都ストックホルム(Stockholm)とドイツの首都ベルリン(Berlin)を結ぶ便の販促キャンペーンのコンペティションの勝者、クラウス・ハイディ(Klaus-Heidi)さんが8日、ベルリンのテーゲル(Tegel)国際空港に到着した。

「Are you Klaus-Heidi?(クラウス・ハイディさんですか?)」と題して行われたキャンペーンは、名字を「クラウス・ハイディ(Klaus-Heidi)」に変更し、それをインターネット上の同航空のキャンペーン・サイトに登録した人から選ばれた人物に、ベルリンまでの片道航空券と同地にあるアパートに1年間暮らせる権利、ドイツ語のレッスン、さらに新しい名前入りの自転車をプレゼントするという内容。

 コンペティションへの参加に際しては、改名後に取得した身分証明書の提示のほか、ベルリンに引っ越したい理由を書いた手紙の提出が求められた。スウェーデン当局によれば、キャンペーン開始から1週間もしないうちに1人目の改名申請が提出されたという。

 応募者の中から選ばれたのは、スウェーデン中部Fjugesta在住の「元」ミカエル・アンデション(Michael Andersson)さん(24)。今後、名前を元に戻す考えはないと話している。

 ルフトハンザは改名後の名前に「クラウス・ハイディ」を選んだことについて、「非常にドイツ的な名前の組み合わせだから」と説明している。当初は応募者はいないと予想していたが、実際に改名した人は42人おり、「意外に大きな反響があった」という。(c)AFP