【1月7日 AFP】カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の最高賞パルムドール(Palme d'Or)をこれまでに女性として唯一受賞しているニュージーランド出身のジェーン・カンピオン(Jane Campion)監督が今年、同映画祭の審査員長を務めることが決まった。主催側が7日発表した。

 コメントを発表したカンピオン監督は「2014年のカンヌ国際映画祭に審査員長として参加することは真なる光栄。正直、待ち切れないほど」と述べている。同映画祭の審査員長は、昨年はスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督が務めた。

 カンピオン監督は1993年の『ピアノ・レッスン(The Piano)』でパルムドールを受賞。『ピアノ・レッスン』は同年の米アカデミー賞(Academy Awards)でも大きな成功を収め、脚本賞、主演女優賞、助演女優賞を受賞した。またカンヌでは、86年にも『Peel』で短編映画部門のパルムドールを受賞しており、同映画祭で最高賞を2度受賞したことのある監督としてもただ一人の存在だ。

 第67回となる今年のカンヌ国際映画祭は5月14~25日に開催される。(c)AFP