【1月6日 AFP】元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーで、年間王者にも2度輝いたミカ・ハッキネン(Mika Hakkinen)氏が、スキー中に事故に遭い、今もこん睡状態にあるかつてのライバル、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の全快を祈って手紙を送った。5日、ドイツ紙が報じた。

 フィンランド出身で、シューマッハ氏と同じ45歳のハッキネン氏は、年間優勝7度のシューマッハ氏が入院中のフランスの病院に手紙を送り、持ち前の競争心を力に変えてほしいと伝えた。

 独紙「ビルト・アム・ゾンターク(Bild am Sonntag)」に掲載された手紙によれば、ハッキネン氏は「今回の事故は君にとっての新たな挑戦だ。君はまた全力で戦わなくてはならない。かつて私たちがサーキットでしていたように」と書きつづった。

 さらにハッキネン氏は、自身が頭部に重傷を負った1995年のオーストラリアGP(Australian Grand Prix)での事故を引き合いに出し、生還できたのは「家族の助けと専門家である医師の支えがあってこそ。君もきっと、同じような助けを得ているはずだ」と記した。