【1月2日 AFP】イタリア自動車大手フィアット（Fiat）は1日、米自動車大手クライスラー（Chrysler）の未保有株を36億5000万ドル（約3840億円）で買い取り、完全子会社化すると発表した。

 フィアットによると、全米自動車労組（United Auto Workers、UAW）の福利厚生基金（VEBA）が保有する41％の株を買い取るため、36億5000万ドルのうち17億5000万ドル（約1840億円）を現金で支払うこどなどを含め合意に達したという。手続きは20日までに完了する予定だという。

 フィアットは、世界的な経済危機の影響で米自動車の販売が落ち込んだ2009年にクライスラーの救済を決め資本提携を開始していた。(c)AFP/Dario THUBURN