【1月1日 AFP】台湾北部・基隆(Keelung)市の港で展示されていた巨大アヒルのアートが31日、多くの観客を集めることを期待されていた新年のカウントダウンイベントを前に破裂してしまった。

 11日前から展示されていた高さ18メートルのこの巨大アヒルは、正午ごろに破裂し、水上に浮かぶ黄色い円盤と化した。

 オランダ人アーティストのフロレンティン・ホフマン(Florentijn Hofman)氏が風呂に浮かべるアヒルのおもちゃを巨大化して作ったこのアート作品が、台湾で展示中に破裂するのはこれが2度目だ。

 展示の主催者によると、巨大アヒルが破裂した時の天候は良好で、破裂の原因は分かっていない。台湾の中央通信社(Central News Agency)は目撃情報として、ワシがかぎ爪でひっかいたことが破裂の原因の可能性があると伝えている。

 台湾では2013年に3都市で巨大アヒルが展示されたが、11月に北部・桃園(Taoyuan)県で展示されていた巨大アヒルが、マグニチュード(M)6.3の地震の「犠牲」となって破裂するなど、いずれも悪天候や損傷で展示を一時中止する事態に陥っていた。(c)AFP