【12月31日 AFP】イスラエル政府は31日未明、イスラエル人殺害に関与したとして服役していたパレスチナ人受刑者26人を釈放した。

 イスラエルは7月の和平交渉再開時に、拘束しているパレスチナ人受刑者104人を4回に分けて釈放すると約束しており、その3回目となる今回は、ヨルダン側西岸(West Bank)のラマラ(Ramallah)に18人、ガザ地区(Gaza Strip)に3人、東エルサレム(East Jerusalem)に5人が送還された。

 釈放された26人は、1993年のオスロ合意より前にイスラエルの市民あるいは兵士が死亡した殺害した罪で有罪となり、19~28年の禁錮刑に服していた。イスラエル人遺族らは釈放しないよう求めていたが、裁判所はこれを退ける判断を下し、それから間もなく26人は釈放された。

 米政府は、「和平交渉全体を進める前向きな一歩」と釈放を評価する声明を発表した。(c)AFP/Hossam EZZEDINE