【12月30日 AFP】中国東北部・吉林(Jilin)省の査干湖(Chagan Lake)で28日、厚い氷の下に網を張って魚を取る伝統の漁が行われ、コイやレンギョなどの魚が大量に捕えられた。

 この漁はモンゴル民族の人々により数世紀にわたって続けられている。最初に水揚げされた魚は縁起物とされ、氷点下22度という酷寒の中で行われた同日の漁でも28万8888.88元(約500万円)という高値が付いた。

 査干湖は中国で唯一、モンゴル民族の伝統的な網漁が継承されている地域で、同省当局によれば、一度の網で捕えた漁獲量の世界記録が作られたこともあるという。(c)AFP