【12月27日 AFP】ロシアの男子フィギュアスケート選手、エフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko)が2014年ソチ冬季五輪の団体戦のみに出場する意向を伝えたことに関し、ロシアフィギュアスケート連盟(Figure Skating Federation of RussiaFSFR)が26日に説明を行い、同国の代表選手はまだ決まっていないということを明白にした。

 2006年のトリノ五輪の金メダリストで、現在31歳のプルシェンコは、今週ソチで行われたロシア選手権で18歳のマキシム・コフトゥン(Maxim Kovtun)に敗れ2位に終わった。このことを受けてプルシェンコは、ソチ五輪のシングルへの出場を断念し、団体戦だけに参加すると話したとされる。

 しかしFSFRの面々は、プルシェンコの発言の内容について驚いているとみえる。ワレンティン・ピセエフ(Valentin Piseyev)常任理事はプルシェンコが「感情に駆られて」発言したのだろうと憶測し、露通信社のRスポーツ(R-Sport)に対して次のように語った。

「誰が代表選手となり、誰が補欠になるかについての最終決定は、(来年1月に開催される)欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2014)の後に下されることになっている」