【12月25日 AFP】中国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は24日、一人娘を亡くした後に体外受精(IVF)を受け、60歳で双子の女児を出産した中国人女性について報じた。

 体外受精は年齢と共に難しくなることが知られており、生まれてくる子どもの福祉についての懸念もあることから、世界の多くの国や医療機関で年齢制限を課している。体外受精による60歳での出産は極めて異例だ。

 チャイナ・デーリーによると、現在63歳になる盛海琳(Sheng Hailin)さんは2009年、当時20代後半だった最初の娘を不慮のガス中毒事故で失った。

 同紙が盛さんの発言として伝えたところによると、「この寂しさから何とか抜け出すため、高齢だが新たに子どもをもうけることを決意した」という。