【12月24日 AFP】(写真追加)エジプト北部マンスーラ(Mansoura)の警察本部で24日未明、自動車爆弾が爆発し、少なくとも14人が死亡、100人以上が負傷した。医療関係者などによると、死亡者のほとんどが警察官だという。

 爆弾攻撃は、新憲法案の是非を問う国民投票を数週間後に控えたなかで起きた。国民投票については、ムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領を7月に解任した暫定政府が民主化に向けた一歩と位置付けている。暫定政権は軍の主導で7月に発足した。

 治安関係者によると、建物の一部が崩壊するほど爆発威力は大きく、周辺のビルでは窓ガラスが割れた。20キロ離れた地点でも爆発の衝撃が感じられたという。

 7月にモルシ前大統領が排除されて以降、治安部隊を狙ったイスラム系の武装勢力による攻撃は激化しており、これまでに100人を超える治安要員が死亡している。(c)AFP